DTP講師のためのネタ

DTPの歴史からフォントの問題、MacとWindowsの互換性などDTP講師のためのネタをご用意しました。講習会などでご利用ください。



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DTPの発祥


DTPの発祥地はアメリカ合衆国であり、アメリカの3つの企業で生まれましたが、印字が綺麗な文書作成はプロ任せという日本とは異なり、誰もがタイプライターで自ら印字し、コピーして配布するというDIY印刷文化が下地として存在していました。

最初にDTPアプリケーションを開発したのはアルダス社でPageMakerというソフトウェアは、アップル社のMacintoshプラットフォームに対応していました。PageMakerは、アドビ社の開発したページ記述言語、PostScript技術を用いて、WYSIWYGを実現したほか、コンピュータとプリンターの組み合わせが変わっても出力結果を維持するという「デバイスインディペンデント」な性質を実現していました。

出力結果が使用機器に依存しないのは、出力の品質と並んで、印刷物を制作するにあたり、最も重要なことの一つでしょう。たとえデータ自体に互換性があったとしても、出力機が異なれば出力結果が変わってしまうのでは商業ベースの印刷業務に使用するのは難しいからです。

活版印刷や写真植字では当然のこととして実現できていたこの安定性が確保されてこそDTPが発展したともいえます。

プラットフォームをつくりだしたアップル、ページ記述言語を生み出したアドビ、そして実用的なアプリケーションを世に送り出したアルダスによって、DTPはそのスタートを切ったといえることから、この3社の頭文字を取って、「3A宣言」といいます。なお、アルダスはその後アドビに買収され、PageMakerはアドビ製品として販売されることとなりました。


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